情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7ZB-05
特定フレーズに対する顔のモーションデータを用いたユーザの継続的識別
○寺田和仙,豊浦正広(山梨大)
仮想空間においてユーザのなりすましを防止することは難しい.なりすましを防止するためには,継続的にユーザを識別する必要があるが,何らかの操作を求めることはユーザにとって負担となる.よって,ユーザに負担とならない前提の下で,継続的に本人を識別する技術が求められる.本研究では,仮想空間において行動認証が有効であると考え,顔のモーションデータからユーザを識別できることを目標としている.時系列データに有効なニューラルネットワークであるTransformerを用いることで,特定フレーズに対する顔の動きからユーザ17人を97.2%で識別することに成功した.